状況が変わる、自分を変える
管理職になった人、起業して経営者になった人、より成長したい人。
今までの自分を変える。
そのための行動をする。
でも、変えるのは簡単ではありませんね。
そのために必要なことは、言語化するスキルを上げることだと思います。
頭の中にある、分かったような気分、でも行動に移す不安、あるいは実は面倒な気分。
よくあることです。
そこから、自分を変えるための行動に一歩に出るか、出ないか、その違いって「言語化できる」かどうか、という要素が大きいと感じています。
一言で表す
いろいろな方とお会いしていて、行動に移す人は簡潔に「なぜ、何を、どうするか」をパッと話してくれます。
一方で、なかなか行動に移せない人は違います。
「いろいろあって」と、実際いろいろな視点で思い巡らしていらっしゃいます。
「一言で表現できる」状態が、決意が定まった時と思います。
だから、「言語化する」スキルが重要だと思うのです。
一言で表現できるようになるというのは、簡単なことではありません。
研修や相談をお受けしている時に、「一言で表すとどうなりますか」という質問をします。
「えーと、えーと」となっている時は、
1.まだ言語化できるほど整理できていない(具体化できていない)
2.いくつもあって、絞り込めていない(迷っている)
3.そもそも、話すのに慣れていない
の3つがあるように思います。
自分を変える効果的な方法
次の方法が、言語化する訓練として効果的だと考えています。
研修やご相談をお受けする時に、必ず入れています。
1.頭の中にあるものを書く
頭の中にあると、ぐるぐると回っているだけです。
書くことで見える化でき、整理するきっかけになります。
2.ひとつだけ選んで、話す
選ぶことで、とりあえずの優先順位が決まります。
話すことで、再び自分事になります。
3.相手からのフィードバックをもらう
確認し、行動への一押しになる。
または、別な視点からの指摘で修正する。
ポイントは、頭の中にあることを話すのではなく、一旦書いてから話すことです。
そうすることで、自分が何を考えたのかを見える化できます。
書かずに話すと、消えてしまいます。
見える化することで、他の人の話(その人の場合でも、自分に対してのフィードバックでも)を聴いて感じたことを追記できます。
つまり、修正がかかり、理解と記憶が深まります。
さらに、書くというステップを入れることで、話しやすくなります。
また、話すことで気持ちの整理につながります。これは、「書くだけ」と違う効果です。
というわけで、相手がいる、グループでやるというのが効果的です。
慣れてくると、自分ひとりでもできます。
迷いを打ち消すために
もうひとつ大切なことを、ちょっとだけ。
「書く」を「書き出す」、さらに出し尽くしてなお絞り出すことを意識してみてください。
これは、「発散と収束」の発散にあたり、出し切った感じを得てから収束する、つまり選ぶことで納得感が高まります。
この納得感が、行動に対しての迷いを打ち消す力を与えてくれます。
この小さな実践を日々繰り返して、習慣化することだと思います。
言語化する、それを伝えて反応を確認する、そのことによって決意が深まる。
だから、行動を変えることができる。
ぜひ、意識して実践してみてください。
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